サン・サーンスのオルガン付きシンフォニーのことを書きましょう。
時間がないながらもほんの少し余裕が出て来て、昨日は久しぶりにスカパー!で録画した「ノートル・ダム大聖堂のコンサート」という番組を観ました。てっきりクリスマスコンサートかと思ったら、何とサン・サーンスのオルガンシンフォニー3番オルガン付き! この曲は大好きですし、しかも大聖堂でなんて・・と嬉しくTVにかじり付き。
この曲をご存じない方は、映画で子ブタの「ベイブ」ちゃんのテーマ曲と言えばお分かりいただけますか? こちらの私のサイトで音源を聞けます♪ ベイブが歌詞を付けて歌っていて、とってもキュートなんですよ。
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実はこの曲、大好きなのに何かと縁遠い曲でした。と言うのも、東北ではオケとオルガンというシチュエーションが意外に少ないのです。大学や教会ではオルガン保有数の多い仙台でも、公共ホールには1台もオルガンがありません。ローカルの中新田や白石になります。あとは秋田のアトリオンや福島の音楽堂ぐらいでしょうか。盛岡のマリオスはバロックスタイルの楽器ですから、サン・サーンスの演奏は無理でしょう。
仙台で仙台フィルの演奏の時は(私は聞いたことがないのですが)電子オルガンを使っているようです。演奏者は芸大や国立音大卒の一流のオルガニストを使われていることも多いのに、本当にもったいないことです・・。

ようやく初めて生のサン・サーンスを聞いたのは今年の1月でした。コンサート案内をくださるカメレオン・オーケストラ(芸大卒メンバーのユニークなアンサンブル。以前のメンバーには、ピアノに山田武彦さんがおられました♪)からのメールで「チケットプレゼント!」というので早速メールをして、無事にゲット♪
指揮は小林研一郎さん、オケは日本フィル、オルガンは井上圭子さん・・という素晴らしい組み合わせ。場所はサントリーホールで、所沢で通奏低音のゼミを受講した後にサントリーへ直行しました。サントリーも実は数年ぶりで、久しぶりに優雅な気分に浸りました。
初めて生で聞いたサン・サーンスは大変素晴らしく、特に緩徐楽章はオルガンのまろやかな音色が味わえてとてもよかった。でもコバケンさんはサン・サーンスよりはスラブ系の音楽の方がより乗っていらしたし、それにシンフォニー最終楽章は思ったよりもオルガンが大音響ではなかったのです。「これ以上の大音量を求めるのは、お下品なのかな」という感想を持ちつつ第1回目の鑑賞は終わりました。

パリのノートル・ダムでのコンサート映像は、そんな私の期待に応えてくれる素晴らしい大音量でした! 単に大きいだけではなく、オルガンが存在感をアピールしてオルガニストやオルガンファンにはたまらないバランスでした♪ オルガンが入る部分は必ずコンソール(演奏台)をアップ! なかなかやってくれます・・。イギリスで録画したLDも持っているのですが、それは何とオルガンは一度も映らないという不思議な映像で・・かなり残念だったのです。
ただ石造りの大聖堂ですから響きすぎるきらいはあって、一部ずれている部分もあったのですが、それも許します〜という満足度を得られました。そもそもオルガンとオケがかなり離れています。オルガンはビルの何階?というかなり高い部分に位置。こちらでご覧ください。映像でこれだけよかったのですから、生の演奏はどんなに素晴らしかったことでしょう♪ オケはリール国立管弦楽団でした。
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この曲、「いつか弾く機会があるならば、死んでもいいかも」の曲ベストワンかもしれません。(^▽^)ノ サン・サーンスゆかりのサン・メリ教会は、私のサイト内ですがこちらへどうぞ。


先週の土曜日、会津での仕事を終えてから仙台へ直行し友人主催のコンサートに出かけました。翌週火曜日の夜は山形でコンサートもありましたし、正直どうしようかな・・と少し迷っていたのですが、コンサートでも共演させていただく友人でしたしそれにフォルテピアノとの共演はめったに聞くことが出来ないので少し無理をしても行こう!と思いました。彼女が今年、このために準備をなさっていたこともずっと知っていましたしね。(⌒‐⌒)

4時の仙台行きの高速バスに乗って、到着は7時ちょっと前。会場の常磐木学園シュトラウスホールに着いたのは開演直前でした。席は大体うまっていて、前だけが空いていたので2列目真ん中へ。演奏者と近いので、こちらがドキドキしたり(笑)。
フォルテピアノの伴奏が始まって、最初は少し「控えめで渋い音色だなぁ」と思ったのですが、歌とのバランスは絶妙で古楽が専門の絵里さんにはぴったりでした。ホールも噂には聞いていたのですが、大変響きのよい素晴らしいホールでした。東京のカザルスホールにも匹敵するかな? 彼女の発音や語尾の処理までもがこちらにきれいに伝わり(前にいたので、余計でしょうか)大変満足でした♪ 衣装も素晴らしかったし、彼女の日本での演奏活動において、記念に残る演奏会になることは間違いないでしょう!

絵里さんと私はオルガンとの共演がほとんどなのですが、彼女自体が「古楽器」なのかもしれないなぁ・・としみじみ思いました。オルガンというある種不器用な楽器では、合わせるのもいろいろとご苦労が多かったことでしょう。綿密に準備されたコンサートは、非常に丁寧に仕上げられたことがよく伝わり本当に素晴らしかったです。
私自身は実にたくさんの仕事を抱えながら演奏の準備も・・というコンサートがどうしても多くなりがちなのですが、彼女の1つのことがらへの集中力とこだわりは改めて我が身をも振り返らされて大変よき機会を与えられました。
今日は東京公演だそうです。また素晴らしい演奏をなさってくださいね♪

そう言えば、コンサートで隣に座られた女性がちょっとユニークな方でした。あちらから声をかけられたので少しお話をしていたら、ハワイにお住まいの方でMG大学の鈴木T先生とお知り合い、他にも共通の知人が多く、フランスにパリ郊外在住のオルガニストでピエール・コシュローの弟子がいるそうで、その方のご紹介もされました。フランスに行くときは連絡をすれば、オルガンも弾かせてくれるかも?ということだったのですが、そんな日がいつか来るといいなぁ。名刺をお渡ししたら後日メールもくださって・・何だか不思議な出会いに驚きつつ、疲れたけれども喜びに包まれて帰途へと着いたのでした。