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金曜日はある委員会で東京へ出かけた。
終了後はちょうどバルトルド・クイケンが来日されていたので、チケットを予約していた。恐らく初めて聞く、トラベルソ&チェンバロのデュオコンサート。しかも古楽の大御所クイケン!
http://www.nipponartists.jp/ticket/td20080201.html
会場は昨年フルーティスト立花千春さんのコンサートを聴いて以来のハクジュホール。ここは古楽のコンサートもそういえば多い。

会場は満席ではなかったけれど、7-8割は埋まっていた。お値段6000円とちょっと高めだけれど、クイケンだもんなぁ。今回はオールバッハプログラム。フラウト・トラベルソとチェンバロ(通奏低音)のためのソナタ、チェンバロソロはフランス組曲の5番、フルートソロは無伴奏パルティータのa-mollだった。

クイケンとチェンバロ奏者はいたってシンプルで気楽なスーツで登場。とても自然体で演奏を始めた。トラベルソ特有のまろやかな音色・・モダンフルートの華やかさとはまたぜんぜん違う。
最初、トラベルソとチェンバロのバランスが少々気になった。少しチェンバロが大きめに感じた。個人的感想であるが、チェンバロはもう少し控えめで渋い音色の楽器の方がよりベターだったように思う。演奏は素晴らしかったので、余計にそう感じた。最後のh-mollのソナタはもっともよかった。トラベルソもよく鳴っていたし、最後まで飽きさせない。うっすらと涙が浮かびつつ、アンコールの2曲も聴いた。

クイケンは最初から最後まで非常に安定していた。乱れることなく、とても自然体。チェンバロもそうで、それは二人にとって古楽も演奏も空気をするぐらい自然なんだ・・ということが伝わってきて心地よかった。
チェンバリストは装飾がとても美しかった。プロフィールを見れば私よりも5歳ぐらい若い演奏家。今でも素晴らしいが、きっと歳を重ねたらまたさらにまろやかで艶やかな演奏になるのだろう。

聴衆では古楽の笛吹、前田りり子さんもいらしていてお見かけした。それにしても古楽は演奏者も控えめでジェントルな方が多いが、聴衆もそうかも! 穏やかで静かに演奏を楽しんでいる。休憩時間でもそうだった。

コンサート終了後にCDのサイン会があった。多分、サインをしてもらわなければ最終の新幹線に間に合ったのかもしれない。ちょっと迷った。でもクイケンの演奏を聴けるチャンスは、私はもしかしたらもうないかもしれないし、サインをいただくことにした。
開演前に買っていた「音楽の捧げ物」。別な演奏家で2枚ほどは持っているのだが、また4月にはチェンバロで演奏予定だし迷わず購入。
二人のサインをシルバーとゴールドのペンでいただいて、ギリギリで最終には間に合わず(一応東京駅は目指したのだが・・)、埼玉の連れ合い両親宅に泊めてもらうことにした。
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